イギリス発祥のファッションブランドとして名高いPaul Smith。
実は、レザー製品も取り扱っており、名刺入れもあります。
名刺入れにもやはりポールスミスらしいユニークさがあります。
そんなポールスミスというブランド、そして”ポール・スミスの名刺入れ”にフォーカスしてみます。
ポール・スミスについて
Paul Smithは1970年にデザイナーのポール・スミス氏がイギリスで創業したことがブランドの始まりです。
ポール・スミス氏は2019年5月時点でも健在ですが、ほかのファッションブランドのデザイナーとは異なり専門に学校でデザインを学んできたわけではないという異色の経歴です。
ポール・スミス氏はアイデアを書き溜めたメモをもとに指示を出して開発を行うようで、これまたファッションデザイナーの中では変わった存在です。
ケガで断念するまでは自転車のアスリートを目指していたという人だけにアパレルのみならず自転車もデザインしていたりします。
ちなみにSir(ナイト)の称号を持っており、イギリスでも評価の高い人物です。(カズオ・イシグロもSirです)
※ Sie(ナイト)とは、イギリスの叙勲制度における栄誉称号のひとつ。
ポール・スミスの特徴
マルチストライプというカラフルな細いストライプ模様はポールスミスの代名詞ともいえるラインでしょう。
1色1色をみれば奇抜な色も入っているのに、全体で見れば非常に落ち着いていて気品あるものや、エネルギッシュでフレッシュな印象のものなど多様な表情を持つものまで多彩です。
また、名刺入れに限って言えば40種類近くのデザインがありカラーバリエーションも考えれば非常に多くの選択肢から選ぶことができます。
ポール・スミスの印象
「ポール・スミスの飾らないけどオシャレな感じが好き」
とポール・スミスが好きな友人が言っていたのですが、この“飾らないオシャレ”というのは言い得て妙だと思います。
こと、名刺入れに限って言えばマルチストライプはオシャレですが「派手とか絢爛豪華」というのとは違うということはわかると思います。
カルティエやルイ・ヴィトンの様なハレの日を盛大に着飾るのではなく、何でもない日常の中で小洒落た印象をもたらす感じの、まさに”飾らないオシャレ”を表現していると思います。
また、鮮やかなマルチストライプがフレッシュさ、若さ、エネルギッシュ、精悍といった印象を与えます。
名刺入れを使うのは商談時ですから相手に与える印象をある程度コントロールしたいときにあえて取り入れてもいいと思います。
ポール・スミスはこんな人にオススメ!
以上の特徴や他ブランドの特徴と比較してみると、
ポール・スミスの名刺入れをおすすめする人の条件は次の通りでしょう。
※あくまでも筆者の主観です。
初対面でフレッシュさや明るい印象を与えて得するのは誰もがそうですが、特に若い人に向いているブランドです。
仮に30代後半以降であれば、ボッテガ・ヴェネタなど、よりオトナの品位を醸し出すブランドをおすすめします。
また、ビジネスの中で初対面の人との関わりが相対的に多い営業やコンサルタントが商談時にこそ、相手に気さくにな印象を持ってもら得る確率の高められるポール・スミスが適しているでしょう。
ポール・スミスのおすすめ名刺入れ メンズ篇
アーティストストライプポップ 名刺入れ
コバの代わりに施されたマルチストライプのアクセントが非常にかわいらしいけれどオシャレ。
また、機能面で見ても、W型のマチの真ん中が仕切りで分割されており、自分の名刺ともらった名刺を分けて収納で来て便利と実用面にも優れています。
ストライプステッチ 名刺入れ
マルチストライプを模したステッチのさりげないワンポイントがオシャレです。
内側のカードスロットのアクセントカラーにも遊び心を感じ、やや落ち着きのある印象も持ち合わせます。
30代前半に一番似合うと思います。
コードバン 名刺入れ
選定理由はただ一つ、コードバンであるということ。
詳しい説明は「革の種類で選ぶ名刺入れ、解説とおすすめの商品を一挙紹介」で紹介しています。ざっくり言えば、次の特徴があります。
コードバンはダイアモンド・レザー(diamond of leather)の二つ名で呼ばれることもあります。
マルチストライプはありませんが、コードバンという素材自体の魅力が活かされており、非常によいと思います。
”Paul Smith”のロゴがさりげないアクセントの様な役割をこなしており、気品が増しています。
渋さとかやや硬派なかっこよさを演出したい人におすすめします。
ポール・スミスのおすすめ名刺入れ レディース篇
クロスオーバーストライプトリム 名刺入れ
これの名刺入れの黒は20代の女性におすすめです。カッコイイ、切れ者という印象を与えられるかと思います。
また、一番の魅力はマチの仕切りのビビットなピンクのアクセントです。
仕切られた手前側がV字、奥側がW字とそれぞれもらった名刺、自分の名刺という使い分けに配慮したデザインは実用性にも富んでいます。
カラーフラッシュ 名刺入れ
若さと落ち着きの同居する色と素材が魅力です。
サフィアーノレザーというとPRADAを連想し、すこしオトナなイメージがありますが、バイカラーやPaul SmithのロゴがPRADAよりもフレッシュさを感じさせます。
スナップボタンは実用面を考えると非常に役立ちます。
bagのなかで名刺が出てしまうことや、それに伴って名刺の角が折れてしまって渡せなくなるという悲劇を回避できます。
フローラルストライプインサイド 名刺入れ
まず第一にカラーバリエーションが豊富かつ鮮やかな色が映える素材感が一番のおすすめポイント。
「カラーフラッシュ 名刺入れ」と同様にスナップボタンがあって実用性に長けていることもいいところです。
他の製品とは違ってフローラルの名の通り内側の見えないところで花柄を施す遊び心がいかにもポールスミスらしくておすすめです。
まとめ
ポール・スミスは、他のブランドに比べて名刺入れのラインアップが非常に充実しています。
多すぎて逆に選べなくなりそうなほどです。
そこで6種類だけ厳選してみました。
気に入ったものはあったでしょうか?
この記事があなたがお気に入りの名刺入れを手にするきっかけとなってくれれば嬉しいです。
また、商品のみならずPaul Smithというブランド自体への興味を深めてもらえると嬉しいです。
街中を歩いているときでもポールスミスの店舗を見つけたら足を運んでみてください。
財布やストールなど別の製品かもしれませんがそこにはきっといい出会いがあると思います。