サスペンダー初心者必見!ビジネス用とフォーマル用の使い分け


 
本来伝統的な男性のパンツは、ベルトで締めるのではなくサスペンダーで吊るのが正装とされてきました。その名残はまだ残っており、フォーマルシーンではサスペンダーの着用が必須とされています。また、ビジネススタイルにおいては、”クラシック回路”なんていわれていますね。

クラシックなスタイルに憧れサスペンダーにトライしてみようとお考えのアナタ。
一言にサスペンダーといっても、実際に探してみると色々種類があり困ってませんか?
どれが一番ビジネス向けで、どれが一番使いやすいのかなどなど。
そこでサスペンダーマニアなら使い分けているビジネス用、フォーマル用サスペンダーをご紹介します。

メンズサスペンダーの種類

サスペンダー X型

後ろで交差し、前2点、後2点で留めるタイプ。
左右対称の安定した形状のため、ズボンの折り目部分のラインがきれいに出すことができます。
また後ろは調整金具になりますので、体系に合わせて背中の金具の位置が変えられます。

サスペンダー Y型

後ろ1点、前2点の3点で留めるタイプ。
サスペンダーが誕生するときはこのY型からできたので、X型よりフォーマルです。X型は安定的という機能面重視で後から作られた形になります。
背中の部分が1本のラインになるのですっきりとした、クラシックで紳士なファッションを演出できます。

サスペンダー H型

前2点、後ろ2点で留めるタイプ。
H型は縫製した背中の4つのパーツが、それぞれ可動する仕組みになっており、より体にフィットします。機能面を重視されたつくりとなってます。

サスペンダー ホルスター型

体のサイド(横)2点で留めるタイプ。
たすきがけのような、肩からずれ落ちにくいタイプです。弊社では見た目がかっこいいので刑事(デカ)サスペンダーと呼んでいます(笑)
また、2点留めなのでズボンを下げるときなど、クリップを外すだけで着脱が簡単にできます。

ビジネスシーンで役立つサスペンダー

結論からいうと、「ホルスター型」が一番ビジネスシーンに向いています。
ビジネスシーンではなるべく仕事に集中できる、動きやすいものにフォーカスしたいもの。
ホルスター型はたすきがけのようなので、肩からのツッパリ感はなく、自然につけている感覚になります。

またホルスター型サスペンダーは他のサスペンダーに比べ、肩への負担も少なく、肩こりの減少にもなります。
そう、ホルスター型は限りなく現代人の生活にフィットするように後から作られたサスペンダーなのです。
その点からも、ビジネスマンだけでなく、おなかの大きい妊婦さんからも需要のあるサスペンダーとなってます。

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フォーマルシーンで役立つサスペンダー

最もフォーマルにふさわしいサスペンダーは「Y型のボタン留め」サスペンダーになります。
まずY型であるのは、時代背景が絡みます。サスペンダーの歴史をさかのぼると、サスペンダーの誕生は19世紀初頭。ちなみにベルトの誕生は戦後と言われています。一番最初に作られたのはY型サスペンダーです。なので今でも結婚式やフォーマルシーンで使用するモーニングスーツなどはY型のサスペンダーとなってますね。

また留め具の部分には「ボタン留め」と「クリップ留め」の2種類がありますが、「ボタン留め」のほうが正式なスタイルになります。
イギリスのドレススタイルも用いられてきたのは「ボタン留め」でした。

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時代が流れるにつれ変わるサスペンダーの価値

サスペンダーを使用する際に覚えておいて欲しいのが、
「本来サスペンダーは隠す」
ということです。
靴下と同じような感覚だと思ってください。

サスペンダーは、「かっこいいでしょ!見て見て!」ではなく、動いた時に「結果的に見えてしまった」という表現がふさわしいアイテムでした。
それがまた紳士の象徴でもありました。
この考えは、スーツ発祥の国、イギリスのドレススタイルから始まってます。
イギリスのドレススタイルはスリーピースが前提。
スリーピースとは、ジャケット、ベスト、パンツの3セットコーデのこと。
サスペンダーはどこにしてたの?というと、シャツとベストの間に使うものでした。
そう、サスペンダーは見せないが基本だったのです。
ボタン留めのボタンもスーツの内側についているのもこの理由です。

しかし、いつしか映画などでもジャケットを脱いで、シャツ一枚でサスペンダーを露出するシーンが増え、サスペンダーをお洒落のポイントとして取り入れることが多くなりました。

2019年現在では、「サスペンダーは隠すもの」という意識は薄れ、お洒落のポイントとして購入される方も多いと思います。もちろんクラシックな紳士は「隠すもの」としてご購入されてる方もいます。

私はお洒落のポイントとして扱ってもいいと思います。
ホルスター型サスペンダーなどは見せるために作られてるようなものですから(笑)
ただ、伝統というのは守り続けていくもの。
フォーマルシーンではサスペンダーは見えないように、Y型のボタン留めを。
ビジネスシーンでは実用性をメインに、ホルスター型を。

TPOを上手に使い分けてこそ、サスペンダーをよく知り、サスペンダーマニアになるということです。

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