ネクタイはビジネスや冠婚葬祭で身に付ける機会があるため、ネクタイの選び方や結び方については知識がある程度ある人は多いでしょう。
しかし、食事中におけるネクタイのマナーはご存知でしょうか?
レストランでの食事中にネクタイが汚れそうになってしまったり、会社での飲み会におけるネクタイは緩めてもいいのかなど、意外と食事マナーにおけるネクタイの対応については知らない人も多いものです。
そこで、今回は食事マナーとしてのネクタイの扱いを詳しく解説していきます。
ネクタイの選び方
食事におけるネクタイのマナーを知る前に、まずはネクタイの選び方についておさらいしておきましょう。
誰とどんな場所に食事に行くのかによって選ぶネクタイは異なります。
TPOに合ったネクタイを選ぶことが、ネクタイのマナーの最も基本と言える部分です。
接待や会社の飲み会
接待や会社の飲み会といった場合の食事会は、仕事帰りに行くことが大半なのでビジネスシーンでつけるネクタイのままで問題ありません。
特に会社の飲み会であれば、社長と二人きりで食事をするといった場面でない限りはある程度普段のビジネス用ネクタイで対応できます。
飲み会などで社交的な印象を与えたい場合には、オレンジや黄色のオレンジのネクタイがおすすめです。
しかし、接待となると相手は商談先などになるのでカジュアルすぎるネクタイは避けた方が良いでしょう。
ダークな色やグレー系などに小紋柄やストライプといった定番のビジネス用ネクタイや、ブルー系のネクタイで誠実さや知的さを演出しましょう。
レストランやホテルでの食事
レストランやホテルなどかしこまったシーンでの食事は、特にネクタイのチョイスに困る人も多いでしょう。
カジュアルなレストランであれば、ネクタイもカジュアルなものをチョイスしても問題ありません。
遊び心のあるお洒落なデザインのネクタイなどでスタイリッシュさを演出することもできます。
しかし、敷居の高いレストランやホテルの場合はカジュアルなデザインのネクタイではなく、シックなネクタイがおすすめです。
パーティーのようなシーンであれば、主催者やパーティーのテーマに合わせてネクタイを選びましょう。
食事マナーとしてOK?NG?ネクタイの取り扱い方
食事マナーとしてネクタイの取り扱いをどのようにすべきか悩むようなシーンはたくさんあると思います。
その中でも多くの人が、どのようにすべきか疑問に思うネクタイの取り扱い方を見ていきましょう。
ネクタイが食事中に汚れそうな時にネクタイは手で押さえる?
ジャケットを着用している場合であれば気にならないですが、ジャケットを脱いで食事をする際には前にかがんだ時にテーブルや食器に触れてネクタイが汚れそうになることが多いものです。
食事中にネクタイが汚れてしまったらスマートさが台無しですし、手で押さえながら食べるわけにもいきません。
そういった場合には、ネクタイピンを持っていると便利です。
ネクタイピンがあれば、ネクタイを固定することができるので前に揺れて汚してしまうこともありません。
しかも、アクセントにもなるのでファッション性も高まります。
会社の食事会でネクタイを緩めることはOKか?
会社の食事会は社会人であれば多く経験するものですが、仕事が終わってからのお酒の席なのでネクタイを緩めたいと考える人も多いでしょう。
ドラマなどでもネクタイを緩めるようなシーンもよく見かけると思います。
もちろん同期などとても仲の良い気の知れた関係であれば問題ありませんが、上司がいる席ではネクタイを緩めることは失礼な行為に当たります。
シャツの第一ボタンをこっそり外してしまう人もいるかもしれませんが、第一ボタンを外せばだらしない印象になります。
ボタンを一番上まで閉めてネクタイを締めることが苦しいと感じるということは、シャツのサイズが合っていない可能性があります。
自身のサイズに合ったシャツを選ぶようにしましょう。
TPOに合ったネクタイを購入できるおすすめショップ
食事マナーにおけるネクタイの規則というものはありませんが、TPOに合ったネクタイを選んで対応することが最も大切です。
そこで、TPOに合ったネクタイを購入することができるおすすめのショップを紹介します。
シーン別に対応できるようにバリエーションを増やしましょう。
スタイルイコール
ビジネスアイテムが低価格で購入できるビジネスマンに人気のショップです。
シーン別にネクタイがカテゴリ分けされているので選びやすく、とにかく価格も良心的なのでバリエーションが増やしやすくなっています。
ネクタイだけではなくネクタイピンなど小物もあるので、まとめて購入することもできます。
スーツカンパニー
スーツブランドとして大手のスーツカンパニーは、多くのビジネスマンが御用達ブランドとして利用しています。
そのため、ビジネス向けのデザインやベーシックなデザインを中心にネクタイの取り揃えも豊富です。
基本を押さえたデザインなので食事マナーとしても外れないデザインのネクタイを見つけることができるでしょう。
まとめ
大人の社会人として食事マナーを守ることは当たり前のことであり、ネクタイにもマナーが求められます。
きちんとした対応ができ、ネクタイの選び方にもセンスが感じられれば周囲からも一目置かれること間違いありません。
誰とどんなシーンで食事をするのか思い浮かべながらネクタイを選び、正しいネクタイの取り扱いを心掛けましょう。