成人式や入学式、就職活動など初めてスーツを着る時にはネクタイの結び方を知らないため苦労する人も多いものです。
何度かネクタイを結ぼうとチャレンジしても、「長さが合わない」「だらしなく見える」などきちんと結べないのでイライラしてきてしまうでしょう。
そこで、結べない人でも簡単にネクタイを綺麗に結べるようにポイントを紹介していきます。
ネクタイを結ぶ前に押さえるべきポイント
ネクタイを結ぶ前に、まずはネクタイを綺麗に結ぶための準備ができているか確認してみましょう。
きちんとシャツを着れていない、ネクタイの選び方が間違っている可能性もあります。
もう一度ネクタイを結ぶ前に見直してみてください。
シャツのボタンは全部閉める
ネクタイを結ぶ時は、シャツのボタンを一番上まで全て閉めてからネクタイを結びます。
ついシャツを一番上まで閉めると苦しいからと開けて、ネクタイを締める人も多いでしょう。
会社の前に着いたらボタンを締めればいいと考えていませんか?
実は、シャツの一番上まで閉めてからネクタイを締めなくては、結び目が緩くなってしまってだらしない印象になります。
もしシャツの一番上を閉めると苦しいというのであれば、シャツのサイズが合っていない可能性があります。
首元のサイズは個人差があるため、サイズの合ったシャツを選ぶようにしましょう。
ネクタイの長さに注意
ネクタイの長さは、平均140㎝前後です。
基本的には販売されているネクタイは標準的な長さのものが大半ですが、海外ブランドのネクタイの場合は160㎝など長さが長いものもあります。
また、稀に120㎝ほどの長さが短いタイプのネクタイも販売されています。
長すぎるネクタイを選べば、ネクタイを結んでも非常に長くなるので不格好ですし、短すぎても結びにくいものです。
背が180㎝以上あるという場合であれば、多少長いネクタイでも問題ありませんが日本人の平均としては140㎝前後のネクタイが理想的でしょう。
ネクタイを結ぶ時のポイント
ネクタイを結ぶ前に押さえておきたいポイントを紹介しましたが、次に結ぶ際のポイントを見ていきましょう。
ネクタイを結べないという人は、このポイントを結ぶ時に意識しながら結ぶようにしてください。
ネクタイを正しい長さで結ぶ
ネクタイを上手く結べないという人は、ネクタイを正しい長さで結べていない可能性があります。
ネクタイの正しい長さは、結んだ時にベルトのバックルに被さるくらいの長さです。
ネクタイの長さを合わせるためには、ネクタイの裏にある縫い目を使いましょう。
縫い目がシャツの第4ボタンより少し上くらいにもってくるようにしてネクタイを結び始めると、ちょうどいい長さになるはずです。
もちろん体型やネクタイの長さによって多少違いがあるので、自分の体型にちょうどいい長さに仕上げられる結び始めの位置を探しましょう。
結び目は綺麗にしっかりと上まで持っていく
ネクタイの結び目の形が悪かったり、シャツと結びの間に空間が出てしまうと、ネクタイを綺麗に結べないことが周りにも分かるほど不格好になってしまいます。
シャツと結び目の間にすき間が出来てしまっている場合には、結び目を片手で押さえながら大剣を少しずつ下に引っ張れば、すき間を詰めることができます。
もし結び目が緩かったり、形が悪いという場合には、大剣を引っ張り上げるようにすれば結び目がキュッと締まってくれるので綺麗に見せられます。
ネクタイの結び方の基本
それでは、紹介したネクタイを結ぶポイントを押さえながら、実際にネクタイを結んでみましょう。
初心者が最初に覚えておくべき結び方なので、一度覚えておけば活用できて便利です。
プレーンノット
基本中の基本と言える結び方で、ビジネスシーンでも大多数の人が活用している結び方です。
結び目が小さいので、スッキリとスマートな印象にすることができます。
プレーンノットの結び方としては、最初に大剣を長めに取ることが大切です。
ここで仕上がりの長さも変わってきます。
長めに取った大剣を小剣の上にクロスし、大剣を後ろから1周回します。
後ろから前に持ってくると前にループが出来るため、そのループに大剣を上から通せば完成です。
結び目が小さくなるように形を整えて、小剣を引っ張りながら上に上げていきましょう。
ダブルノット
プレーンノットよりも結び目が少し大きくなり、厚みが出る結び方です。
ネクタイを主張したい時にピッタリの結び方で、プレーンノットの次に簡単な結び方になります。
ダブルノットの場合には、最初に小剣を短めに取って、大剣が前にくるようにクロスをします。
上に重ねた大剣側を後ろから2周回し、ループになった部分の前側に大剣を上から通します。
結び目が固くなるようにして形を整えて、小剣を引っ張り上げれば完成です。
まとめ
ネクタイを結べないという人は、基本的なポイントを押さえることが出来ていない可能性があります。
もう一度、自分がシャツを上まで留めているのか、長さが正しく調整出来ているのかなど見直してみてください。
そうすれば、綺麗にネクタイを結べるようになって「男」としての株も上げることができるでしょう。