スーツ姿の中でも大きく印象を変える部分はネクタイです。
顔周りに近いことから顔映りや印象を左右するため、ネクタイ選びはとても重要なものになります。
柄やデザインなどネクタイを選ぶ基準はたくさんありますが、ネクタイの幅にもさまざまな寸法があります。
幅よってどのように印象が変わるのかを知って、自分に合ったネクタイ幅のネクタイを購入しましょう。
1.ネクタイの幅は年代によって流行りがある
時代の流れと共にファッションの流行りが変わるように、ネクタイにも流行があります。
そして、ネクタイの幅も時代によって流行りがあるので基準が変わってきています。
1970年代にはネクタイの幅が10㎝と太めのデザインが流行しましたが、1980年~1990年代にかけては8~9㎝とネクタイ幅の流行りは細くなったのです。
2000年代に入って7.5㎝と更に細いネクタイが流行るようになり、2019年現在では7.5㎝前後のネクタイが定番となっています。
2.ネクタイサイズで変わる印象
ネクタイの幅には流行りがありますが、年々細いネクタイが主流になっています。
しかし、体格などによっても合うネクタイ幅は違うので、必ずしも自身に定番の幅のネクタイが合うとも限りません。
ネクタイの幅によってどのように印象が変わるのか見ていきましょう。
① 一般的な幅のレギュラータイ
レギュラータイと呼ばれるネクタイが一般的なタイプのネクタイとなり、ネクタイ幅が7.5~9㎝のものになります。
ビジネススーツに合わせるのに最も適したサイズであり、フォーマルでも使うことができます。
最も定番のネクタイサイズなので色や柄も豊富に揃うことからも、デザインのバリエーションを楽しむことができるでしょう。
ただし、7.5~9㎝のサイズの中でも大きく印象が変わってきます。
9㎝であれば、細身が流行り傾向にあるサイズの中では太く感じるかもしれません。
しかし、体格のいい人や、身長の高い人にはおすすめのサイズになります。
また、8~8.5㎝は一般的なビジネス向きのサイズになりますが、合わせるスーツが細身の場合には7.5㎝の方がスッキリした印象になるのでおすすめです。
② スタイリッシュな印象のナロータイ
一般的なサイズのレギュラータイよりも幅が細いナロータイは、幅が4~6㎝と細くなっています。
最近はスーツも細身が流行っているので、細身のスーツに合わせてナロータイを選ぶ人も増えています。
しかし、ナロータイはレギュラータイよりもカジュアルな印象になるため、ビジネスシーンでも場面を選ぶ必要があります。
就活や大切な商談などがある場合には避けた方が良いでしょう。
クールビズやジャケパンなどカジュアルなビジネスファッションの職場であれば問題ないでしょう。
ナロータイにすることで、スタイリッシュでシャープな印象を与えることができます。
③ 太さが印象的なワイドタイ
レギュラータイよりも幅が太いネクタイをワイドタイと呼び、ネクタイ幅が10㎝以上と広いネクタイになります。
あまり現在では流行していないこともあり、見かけることが少ないかもしれません。
ワイドタイはクラシカルな印象になるので、レトロなスーツの着こなしなどにしたい場合にはワイドタイでもいいかもしれません。
3.自分に似合うネクタイの幅とは?
ネクタイの幅について、それぞれの印象や合わせ方を紹介してきました。
それでは、自分にはどんなネクタイ幅が合っているのだろうと悩んでいる場合には、以下のポイントを押さえてみてください。
そうすれば、自分に合ったネクタイ幅を知ることができるはずです。
ポイント1:ラベルに合わせる
ネクタイ幅を合わせてスーツ姿をカッコよく合わせるためには、ネクタイ幅とラベルを合わせる必要があります。
ラベルとは、ジャケットの下襟のことを指します。
細身スーツであればラベルも細くなっていますし、クラシックなスーツは太めのラベルもあります。
ラベルの幅に合わせた幅のネクタイが、ジャケットに合わせた時に綺麗に見えるとされているため、手持ちのジャケットとネクタイの幅を合わせて確認してみましょう。
ポイント2:体格に合わせる
人それぞれ体格が違うので、ネクタイ幅の選び方も違ってきます。
大柄な人や背の高い人はネクタイ幅が広い方が似合いますし、小柄な場合にはネクタイ幅が細い方が似合います。
もし体格のいい人が細身のネクタイを締めると、胸元が貧弱に見えてしまうでしょう。
反対に、小柄な人が太めのネクタイを締めると、背が一層低く見えてしまいます。
そのため、自身の体型に合っているネクタイ幅を知って、よりスタイルよく見せることが大切です。
ポイント3:TPOを考える
ネクタイをつけるシーンにも合ったネクタイ幅を選ぶ必要があります。
体型が小柄だからといってナローネクタイを選んだとしても、就活の面接や社長との面談などがある場合であればカジュアルすぎる印象になってしまいます。
そのため、TPOを考えてネクタイの幅も選ばなくてはいけません。
パーティーなどでお洒落さを出したいという場合であれば、普段はレギュラータイしかしないという人でもナローネクタイをすることで印象をがらりと変えることも可能です。
4.まとめ
ネクタイの幅によって与える印象は異なり、人やスーツによって似合うネクタイ幅が違うのです。
ネクタイであればどんな幅でも同じだろうと思っていた人は、もう一度本当に手持ちのネクタイが自分に似合う幅なのか見直してみてください。
スタイルイコールでは、さまざまな幅のネクタイを手頃な値段で購入することができるのでおすすめです。